プリンタースタッフブログ

中秋の名月:お団子を前に考える、紙と印刷の奥深さ

印刷会社社員が語る「中秋の名月」とデザインの考察

皆さん、こんにちは。印刷会社アサプリ名古屋支社の古参です。

秋風が心地よいこの季節、まもなく訪れる中秋の名月は、私たち日本人にとって特別なものですね。
この美しい満月と、お供えする月見団子は、印刷のプロから見ると「究極のシンプルデザイン」と
「最高の色彩設計」の好例です。

満月と印刷の「光沢(グロス)」

満月の「完璧な白」と、夜空の「深い青」のコントラストは、印刷業界でいう最高の色彩設計です。

特に、満月のどこか温かい輝きは、印刷における「光沢(グロス)」と「マット」の絶妙なバランスで
表現できると考えます。もし月がテカテカの光沢紙だったらロマンチックさに欠け、マット紙だったら
ボヤけて感動が半減してしまうでしょう。

神様は、少しザラッとした上品な風合いの紙に、「月の光」という名のニスを薄くかけるのが最も美しい
ことを知っていたはずです。私たち印刷担当者は、この「上品な風合いの紙」を求めて、カタログと
にらめっこする日々を送っています。

月見団子の配置と「色校正」の苦悩

ピラミッド型に積み上げる月見団子のバランスの難しさは、私たち印刷会社の「色校正(いろこうせい)」の最終チェックに似ています。

最後の最後で「色味がわずかに違う」「バランスを微調整したい」と、完璧なバランスを求めて闘うのです。満月が完璧な円であるように、印刷物も完璧なバランスを目指し、日々微調整を繰り返しています。

秋の夜長に再発見する「紙の魅力」

お月見の「自然のアート」から得た感動を、手元に残る「印刷物」という形に変換するのが
私たちの仕事です。

満月の光の下で、ぜひお手持ちのパンフレットなどを広げてみてください。いつもとは違う、
「紙」が持つ温かい魅力に気づくかもしれません。

今夜は、神様が刷り上げた最高のデザイン、中秋の名月を楽しみましょう!
印刷に関するご相談があれば、いつでもお気軽にご連絡ください。

カテゴリー イベント, デザインとか色とか
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