プリンタースタッフブログ

ユニバーサルデザイン! あるよ!

先週の土曜日、名古屋で
愛知県印刷工業組合主催の
MUD(メディア・ユニバーサル デザイン)教育検定がありました。
 
この日の名古屋会場では、およそ200人ほどが参加し、
弊社プリンターおよびグループ会社からも20名ほどが
参加しました。
 
 
MUDとは、
サイン標識や印刷物などの情報や内容が
高齢者や障害者、色弱者、子ども、外国の方々を含め
一人でも多くの人に“読みやすく”“分かる”よう、
ユニバーサルデザインの知識を高め、
「色」や「デザイン」、「文字組」を工夫して
制作していこうという取り組みです。
 
 
例えば、色に関して言えば…、
 
色弱者の方は、光の三原色(RGB)の中で、
R(赤)とG(緑)への反応が弱く、
一般に赤や緑に見える色が
茶色や黄土色に置き換わって見えてしまうため、
赤や緑を使用するときには、判読/識別に気をつけ、
色使いやレイアウトをしなければいけません。
 
高齢者の方なら、
黄色と白、紺と黒などが見分けにくいなど、
明度差のない配色(近い色)は見えにくいため、
明暗分けたはっきりとした色使い(コントランス差をつける)を
心がけ、文字も小さかったり、細かったりせず、行間や字間等にも
配慮しながら、読みやすい処理をしていくことが求められます。
 
その上で、一人でも多くの人に“読みやすく”“分かりやすい”、
誰が見ても“違和感のない”配色、デザインが必要となります。
 
 
 弱視者:約100万人
 色覚障害者:約320万人
 65歳以上の高齢者:約3200万人
 外国人入国者:約1100万人  
 (日本の人口:約1億2730万人)
 
 
この数字を見ると、
これからユニバーサルデザインを意識した制作物の重要性が
増してくることは間違いなさそうです。
 (2020年には、世界中から多様な国の人が集まる
 東京オリンピック、パラリンピックが開催されますし…)
 
 
私たちが作った制作物を誰が手にして使うか?をよく考えて
制作するのは当然のことではありますが、
全ての人とはいかないまでも、一人でも多くの人に
“読みやすく”“分かりやすい”印刷物/コンテンツをお届けできるよう
不断の努力を続けるとともに、
ユニバーサルデザインについての知識/理解を深めて、
お客様のご要望にお応えできるようしていきたいと思います。
 
ユニバーサルデザイン手法を用いたサインや制作案件も、
是非プリンターにご相談ください。
 
 
 
 

カテゴリー デザインとか色とか タグ , , , |
株式会社プリンターオフィシャルサイトへ

▲ページの先頭へ